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イベント情報

筑波大学所蔵 石井コレクション展 「美と出会う」

2016年11月03日〜2017年01月29日

美術館|企画展

東根市で初めてとなる本格的な美術館の門出を飾る展覧会として、「東根市公益文化施設まなびあテラス開館記念展覧会 筑波大学所蔵 石井コレクション 美と出会う」を開催いたします。

筑波大学所蔵・石井コレクションは、株式会社図書館流通センターの代表取締役社長である石井昭氏からの寄贈による、200点を超えるコレクションです。絵画部門は、藤田嗣治や国吉康雄といった日本を代表する画家をはじめ、国内外の作家たちによる多彩な作品から成り立っています。また工芸部門は、江戸時代の古九谷や柿右衛門といった日本陶磁、中国の陶磁器を代表する景徳鎮官窯の磁器、そして高麗~朝鮮王朝時代の高麗青磁や白磁といった韓国陶磁などを有する幅広い内容となっています。

石井コレクション東北地方初公開となる本展覧会では、貴重なコレクションを前期〈絵画〉・後期〈陶磁器〉の2期にわけてご紹介します。絵画・版画作品、陶磁器作品およそ60点の展示による古今東西さまざまな美との出会いをお楽しみください。


開催概要

会期:[前期] 絵の世界と出会う  2016年11月3日(木・祝)~12月11日(日)
   [後期] 陶磁器と出会う 2016 年12月17日(土)~2017年1月29日(日)

時間: 9:00-18:00(入場は閉館の30 分前まで) 
会場: まなびあテラス 特別展示室
入場料:無料
休館日:第2・第4月曜日( 1月9日は開館し、翌1月10日休館、12月29日~1月3日)
*12月12日(月)~16日(金)は展示替えのため、東根市美術館特別展示室のみ休室

主催: まなびあテラス
制作協力: NHKプラネット


[前期] 絵の世界と出会う


藤田嗣治や難波田龍起をはじめとする油彩・水彩作品と、池田満寿夫や駒井哲郎らの版画作品群を展示します。中でも藤田嗣治の油彩画は本展覧会のみどころです。乳白色のなめらかな絵肌と繊細な線描で描かれた作品は、彼がパリで成功を収めた時期の特徴を端的に示しています。
このほかにも、瑛九の作品群からは作家の多彩な制作活動を示すよう、油彩、版画、写真作品を展示します。加納光於、マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、イヴ・タンギーの挿絵版画は、収録されている本とともにご紹介します。

藤田嗣治《 靴を履き坐せる裸婦》 1926年頃 油彩、布 46.0×65.0cm 筑波大学・石井コレクション

瑛九 《地表》 1959年 油彩、画布 45.2×37.8㎝ 筑波大学・石井コレクション


[後期] 陶磁器と出会う


日本・中国・韓国の陶磁器作品の中から親しみやすいモチーフを集め、動物や植物などのテーマごとに展示します。江戸時代の古九谷や柿右衛門様式の作品、明から清にかけての景徳鎮の色鮮やかな作品、高麗から朝鮮王朝時代にかけての多彩な文様と落ち着いた色調からなる作品といった、幅広い内容をご覧いただけます。テーマごとの展示により、国や技法の違いによるモチーフの描き方、色の使い方、形の違いなどさまざまな角度からお楽しみください。

《五彩喜報三元図盤》  清時代・康熙年間 「大清康熙年製」銘 景徳鎮窯  口径25.3 ㎝ 筑波大学・石井コレクション《五彩喜報三元図盤》 清時代・康熙年間 「大清康熙年製」銘 景徳鎮窯 口径25.3㎝ 筑波大学・石井コレクション、《色絵牡丹文大皿》 江戸時代 17世紀 有田 古九谷青手 口径41.9㎝ 筑波大学・石井コレクション

《青花唐草文管耳瓶》 清時代・乾隆年間 「大清乾隆年製」銘 景徳鎮窯 高53.0㎝ 筑波大学・石井コレクション


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