まなびあテラス

金魚絵師　深堀隆介展　平成しんちう屋－行商編－

2019年09月07日〜2019年10月20日

美術館｜企画展・展覧会・告知・募集

©SAKI WATANABE

　金魚の持つ神秘に魅了され、創作を続ける深堀隆介（ふかほり･りゅうすけ）。深堀は透明樹脂にアクリル絵具で描くという斬新な手法で注目を集める若手の現代美術家です。

　美術大学を卒業後、ディスプレイ会社に勤務するも退職。本格的に創作活動を開始し、絵画と立体を並行して様々な作品を制作していきます。しかし次第に、自分が何をすべきか悩み、自信を失いかけていた頃、金魚を描くきっかけとなる転機が訪れます。7年間放置していた水槽で生き続ける金魚の存在。その美しさに気づき衝動を覚えたのです。金魚に救われたこの出来事を「金魚救い」と呼び、その後、金魚に自身を重ね、表現を追究してきました。

　極めて独創的な深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を部分的に描きます。さらにその上から樹脂を重ね描く。その作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、描かれた金魚がまるで生きているかのように圧倒的な立体感をもって観るものに迫ります。その生き生きとしたリアリティは平面である絵画作品と立体作品の境界に揺さぶりをかける革命的絵画―2.5D Painting―といえるでしょう。こうした一連の金魚作品は国内はもとより今や世界的に高い評価を受け、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げています。

　本展では初期の立体作品から最新作インスタレーション『平成しんちう屋』を含む代表作、約200点を展示。本物と見紛うほどの立体的な躍動感と不思議な美しさを湛えた、深堀隆介の世界をお楽しみください。

金魚絵師　深堀隆介展　平成しんちう屋－行商編－
会　　　期：　2019年9月7日（土）～10月20日（日）
会　　　場：　まなびあテラス　市民ギャラリー
開館時間：　9:00～18:00（最終入場は17:30まで）
休 館　日：　9/9（月）、9/24（火）、10/15（火）
入 場　料：　●一般 700円（600円）　　●高校生以下　300円（200円）
　　　　　　　 ※（　　）内は前売および20名以上の団体料金
              　　　※障がい者手帳をお持ちの方とその付添者１名、未就学児無料
　　 　　　　　※前売券は7月6日（土）～9月6日（金）まで販売いたします。
　　　　　　　 ※高校生以下･18歳未満前売をご購入の方は、当日会場にて年齢確認をさせていただきます。
　　　　　 　　【前売券販売所】　
　　　　　　　　まなびあテラス
　　　　　　　　大沼山形本店
　　　　　　　　チケットぴあ（Pコード：769848）
 　　　　　　　　※全国のファミリーマート・セブンイレブン各店、チケットぴあ窓口でお求めください。
　　　　　　　　ローソンチケット（Lコード：21889）
　　　　　　　　※全国のローソン・ミニストップ各店でお求めください。
　　　　　　　　
【ご購入･申込方法によって手数料がかかる場合がございますので、ご購入金額についてお確かめの上ご購入ください。
コンビニ各店店頭端末からのお申込みは手数料無料でご購入いただけます。】

交通アクセス：　こちらのリンクよりご覧下さい　→　交通アクセス

【主催】 まなびあテラス
【共催】 山形放送、NHKプラネット
【協賛】 ターナー色彩株式会社
【出品協力】 株式会社そごう・西武
【企画協力】 刈谷市美術館　
【後援】 山形県、山形県教育委員会、東根市、東根市教育委員会

深堀隆介さん来館イベント①　ジェルキャンドルに金魚を泳がせよう！

深堀隆介さん来館イベント②　深堀隆介サイン会

サイン会の詳細はこちらから→深堀隆介さんサイン会のお知らせ

さくらももこ旧蔵　《金魚酒　命名　美宙(みそら)》

江戸川アートミュージアム蔵　《一粒の麦が地に落ちて死ねば》

《金魚之間》

平成しんちう屋展示風景（2018）※インスタレーション作品イメージ

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