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イベント情報

まなびあテラス開館5周年記念 東根アートプロジェクト 野村佐紀子 ノクターン

2021年12月04日〜2022年01月30日

美術館|企画展・展覧会・告知・募集

※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、展覧会及び関連イベントの内容が中止、変更になる場合があります。最新情報をまなびあテラスホームページでご確認の上ご来場ください。


写真家・野村佐紀子の研ぎ澄まされた感性のファインダーに、このまちはどう写し出されるのだろうか…。山形県東根市は、日本一の生産量を誇るさくらんぼをはじめ、四季を彩る果樹園、豊かな田園に囲まれている。一方で、空港、新幹線駅、高速道路を有し、工業団地には世界的な先進企業が集積。転入者数、出生率も高く、中心部にはナショナルブランドが建ち並び、誰の眼にも一見して住みやすく幸せなまちの様相を呈している。野村は2年にわたり、このまちを見つめ、撮影し続けてきた。乗用車の助手席で車窓に流れるさまざまな心象風景を拾い集めるように、静かに目を閉じ闇に浮かび上がる実像に心眼のシャッターを切るように…。そこで写し出されたものは、若き生命に満ちたエデンの果実、カタルシスの空を横切る鳥たちの影、生と死の陰影が交差するカーテンの小部屋、降り積もる静寂がすべてを覆う真っ白な雪原…。すべてが東根でありながら、野村佐紀子の新しい世界として写し出されている。それは幸せなまちの表層ではなく、その光に表裏一体として寄り添う闇のようにも見える。だが、私たちは、そのずっと奥に、愛のように本源的で多様な光を探すだろう。どんな闇のなかにあっても、ひとは心奥に微かな光を想うことができる。野村の写真は、夜の闇に明日を想う「ノクターン」のように、私たちの心に優しく響いてくる。本展では、野村が世界的な評価を受け、国内外で発表した作品シリーズ、まちの情景と人の情感が共鳴する《HIGASHINE》、そして、すべての撮影が東根市内で行われた《ノクターン》の3つの展示で構成され、野村佐紀子作品のこれまでにない新たな世界を奏でていく…。

会期 : 2021年12月4日(土)~2022年1月30日(日)
開館時間 : 10時~18時(12/4、11、18、25、1/8の土曜日は20時まで)
休館日:2021年12月13日(月)・27日(月)・29日(水)~2022年1月3日(月)・11日(火)・24日(月)
会場 : 東根市公益文化施設 まなびあテラス 市民ギャラリー・特別展示室
入場料 : 一般500円(フリーパス制 高校生以下無料)※障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名無料

主催 まなびあテラス/共催 NHKエンタープライズ/協力 東根市と東根市民のみなさん、halken LLP、Akio Nagasawa Gallery/Publishing、東北芸術工科大学/企画・プロデュース 喜田真吾(まなびあテラス総合プロデューサー)/企画協力・アートディレクション 三浦晴子+アイハラケンジ(halken LLP)/アートディレクション・出版 長澤章生(Akio Nagasawa Gallery/Publishing)


― 同時発刊 写真集 「野村佐紀子 ノクターン」—
*2冊組 定価2,000円(税別)*

写真 野村佐紀子/アート&エディトリアル・ディレクション 長澤章生/
デザイン 中島浩/プリンティング・ディレクション 高栁昇(株式会社東京印書館)
発行 2021年12月4日 発行人 長澤章生 発行所 Akio Nagasawa Publishing 印刷 株式会社東京印書館  
〒104–0061 東京都中央区銀座4–9–5 銀昭ビル6F    www.akionagasawa.com


【オープニングトーク】
◎日時:12月4日[土]14:00~15:00 まなびあテラス 講座室
◎参加費:無料 定員15名(県内在住・在勤・在学者に限る)
◎登壇者:野村佐紀子(写真家)、喜田真吾(まなびあテラス総合プロデューサー)
*参加申し込みは、美術館へのお電話(0237-53-0229)またはまなびあテラス総合案内カウンターにて直接お申込みください。
*展覧会または、イベントの状況等を、写真・動画で撮影し広報などに利用する場合があります。

【関連イベント ひがしねウィンターフェスティバル ART EVENT】
◆野村佐紀子 特別撮影会
大切な人との2ショットを野村佐紀子が、イルミネーションをバックに撮り下ろします。撮影した写真は、二人にプレゼントされるほか、まなびあテラスで展示します。
◎日時:12月4日(土)、5日(日)18時から
◎対象:希望するペア(カップル、夫婦、友達、親子など)
◎募集人数:各日5組
主催:ひがしねウィンターフェスティバル実行委員会(事務局 東根市経済部商工観光課)
*詳細は、ひがしねウィンターフェスティバル ホームページをご覧ください。
https://higashine-shikisai.com/h-wf/


Ⅰ.「野村佐紀子の世界」
これまで野村佐紀子が国内外で発表し、世界的な評価を受けた代表的な作品「Another Black Darkness」「Nude / A Room / Flowers」「黒闇」「春の運命」「夜間飛行」から、長年にわたり、野村の個展や写真集を手掛けてきた長澤章生(Akio Nagasawa Gallery/Publishing)が厳選した作品を展示します。深い闇の中に潜む情念が、言葉を超えて私たちの感性を揺り動かす「野村佐紀子の世界」をご覧ください。

夜間飛行.jpg
《夜間飛行》(2008)
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《春の運命》(2020)

Ⅱ.「HIGASHINE」
野村佐紀子は、およそ2年にわたって東根市で撮影を続けました。これは、そこで出会った「まちの情景」と「ひとの情感」が共鳴して生まれた写真です。野村の感性で引き出された「HIGASHINE」は、これまでに見たことのない魅力と多様性にあふれています。モデルは、ミス日本に選ばれた東根出身者をはじめ、Tik Tokでフォロワー100万人超えのインフルエンサー、日々の撮影で出会った果樹農家の方など。加えて、「未蕾(みらい)プロジェクト」として募集した、蕾のように計り知れない未来をもつ東根のティーンズです。
(撮影は新型コロナウイルス感染症対策を徹底し実施されました。)

HIGASHINE1.jpg《HIGASHINE》(2021)

Ⅲ.「ノクターン」
写真家・野村佐紀子の新境地をひらく写真展です。
コロナ禍にあって、私たちは出口の見えない闇の中を手探りで進んでいます。しかし、どんな闇のなかにあっても、ひとは心奥に微かな光を想うことができます。それは、夜の闇に明日を想う夜想曲ノクターンのように。野村佐紀子の今回の作品に、地に落ちた林檎があります。朽ちていく林檎から感じられるのは、死や悲しみでしょうか。しかし、それは絶望ではなく、エロスであり、愛おしさであり、美しさでさえあります。野村の写真は、闇の中に光を見せようとするものではありません。被写体にありのままに寄り添い、抱きかかえるように注がれるまなざし。私たちの心に微かな光を想起させるのは、そのまなざしとの共鳴かもしれません。
(撮影地はすべて東根市)

ノクターン1.jpg 
《ノクターン》(2021)


野村佐紀子(のむら・さきこ)
1967年山口県下関市生まれ。1990年九州産業大学芸術学部写真学科卒業。1991年より荒木経惟に師事。1993年より国内外写真展、写真集多数。おもな写真集に、『裸ノ時間』(平凡社)、『闇の音』(山口県立美術館)、『夜間飛行』(リトルモア)、『黒闇』(Akio Nagasawa Publishing)、『TAMANO』(Libro Arte)、『雁』(BCC Co., Ltd.)、『Another Black Darkness』(Akio Nagasawa Publishing)、『Ango/Sakiko』(bookshop M Co.,Ltd.)、『愛について』(ASAMI OKADA PUBLISHING)、『GO WEST』(Libro Arte)、『春の運命』(Akio Nagasawa Publishing)などがある。webサイトhttp://sakikonomura.com/


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