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イベント情報

人形師 辻村寿三郎展

2019年04月20日〜2019年07月15日

美術館|展覧会

日本を代表する人形師、辻村寿三郎。寿三郎は人形の創作・上演、映画や舞台衣装のデザインなど多岐に亘り活躍をしています。常に時代を読み、敏感でありながらも、それを超越した創作活動は観る者に様々なメッセージを伝えてきました。
「どんな想いであろうと、すべての想いを、私が引き受け、救いとりましょう」との思いから寿三郎は魂を込めて人形を制作しています。寿三郎の手により生命を与えられた人形たち。寿三郎が伝えたいメッセージを常に代弁してきた人形たち。本展では、創作の原点と言われる作品やNHK人形劇「新八犬伝」「真田十勇士」など懐かしい人形をはじめ、2012年発表の「平家物語縁起」、そして最新作の人形まで寿三郎の代表作、約90点を展示いたします。時代により移りかわるもの、変わらないものは何なのか・・・・。人形師、辻村寿三郎の壮大な世界観をご堪能ください。


会期:2019年4月20日(土)~7月15日(月・祝)
会場:まなびあテラス 特別展示室
開館時間:9時~18時(第2・第4月曜日休館)
 ※6月1日(土)15:00~17:00はイベント開催につき、ご入場いただけません。
  何卒ご了承ください。
入場料:一般500円(20名以上の団体400円)、高校生以下および18歳未満250円
※障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名、未就学児は無料

主催:まなびあテラス 共催:山形放送、NHKプラネット


 辻村寿三郎_写真2.jpg辻村 寿三郎(つじむら じゅさぶろう) 
 1933年、満州錦州省朝陽に生まれ、少年時代を中国大陸で過ごす。育った料亭で芸者の着物や端切れに親しみ、物心ついたときには割り箸で人形を作っていた。戦争の最中、11歳で母の郷里、広島に引き揚げる。 1959年、26歳で独立し、幼い頃より趣味であった創作人形を一生の仕事と決意。1973年、NHK総合テレビ『新八犬伝』の人形美術を担当し、400体もの人形を作り、一躍人気作家となる。1975年、NHK『真田十勇士』の人形美術を担当。芸術選奨新人賞受賞。その後、蜷川幸雄出演の数々の舞台衣装デザインを担当、平幹次郎との共演等、メディアから舞台まで幅広く活躍する。1996年、東京日本橋人形町に長年の夢だった自身の人形館(ジュサブロー館)を開館。2000年、ジュサブローを本名の「寿三郎」に改める。数々の創作人形の発表、人形芝居の上演、舞台衣装デザインなど精力的に行い、その異才ぶりを遺憾なく発揮し、ヨーロッパやアメリカ等、海外での評価も高い。日本を代表する人形作家でありながら人形の世界にとどまらず、総合的なアーティストとして各方面より大きな注目を集めている。現在は母の故郷である、広島県三次市に拠点を移している。


【展覧会関連企画】

■琵琶で楽しむ平家物語の世界
6月1日(土) 15:30~17:00
展示作品についてご紹介した後、平家物語を題材とした琵琶演奏を楽しみます。
演   奏:川嶋信子氏(薩摩琵琶・鶴田流)
曲   目:「祇園精舎」「入道死去」「壇ノ浦」
場   所:特別展示室・市民ギャラリー
定   員:50名(小学校高学年以上・要予約)大変ご好評につき、早期定員に達しました。(受付終了)
参加費:一律1,000円(展覧会の観覧料を含む)
申   込:電話(0237-53-0229)または、総合案内カウンターへ直接
※参加ご希望の方は、ご予約の上、定刻までに市民ギャラリーへお集まり下さい。
※参加費に展覧会の観覧料が含まれているため、当日入場券を購入されないようご注意ください。


■ワークショップ「古布で作る 花ピン」
5月6日(月・祝)・6月30日(日)
午前の部 10:00~12:00  午後の部 14:00~16:00
古布を使って、お花のピン留めを作ります。
講   師:渡邉渡氏(創作人形作家)
場   所:まなびあテラス 講座室
定   員:各回5名(中学生以上・要予約)
参加費:700円(展覧会の観覧料を含む)
申   込:電話(0237-53-0229)または、総合案内カウンターへ直接
※5月6日の回は2部とも定員に達しましたので受付終了

■ワークショップ「古布で作る くるみボタン」
展覧会期間中の土・日・祝日   13:30~17:00
古布を使用して、くるみボタンを作ります。ヘアゴムやバッチにもアレンジできます。
場  所:まなびあテラス アトリエ
予約不要/参加無料 
※展覧会を観覧した方のみご参加いただけます。